サンプル27-1 シャツ 佐藤真樹

ボタンが1つだけのシャツのサンプル

シャツワンピースをシャツに変更しました

このシャツは、「佐藤真樹のデザイン画208枚目」を元に作りました。

デザイン画の段階では、「ボタンが1つだけのシャツワンピース」でした。

トワルを組んでいるうちに着丈が短くなり、「ボタンが1つだけのシャツ」になりました。

着丈が長いと重く感じられ、「軽くしたい」と思った私は着丈を短くしたのでした。

 

「60番の綿ローン」を使いました

サンプル27-3 シャツ 佐藤真樹ボタンが1つだけのシャツの後ろ

 

「ボタンが1つだけのシャツ」には、60番の綿ローンを使いました。

60番の綿ローンは薄い布で、風通しがとてもいいです。

私は60番ローンの

  1. 張り感
  2. 光沢感
  3. 透け感
  4. 薄さ
  5. 平織り

が気に入り、「ボタンが1つだけのシャツ」に使いました。

ボタンは、11.5mmの黒蝶貝を使いました。

四つ穴のボタンを、紫の糸で付けました。

 

ほとんどの部分をミシンで縫ってみました

サンプル27-2 シャツ 佐藤真樹ボタンが1つだけのシャツの脇

 

「ボタンが1つだけのシャツ」を作るにあたり、私はひとつの課題を設けました。

その課題とは、「ほとんどの部分をミシンで縫う」ということでした。

前回紹介した「定番のシャツ」は、ほとんどの箇所を手縫いしました。

手縫いとミシン縫いで、

  • 縫製にかかる時間
  • 仕上がり

の違いを見たいと私は思いました。

ミシン縫いにしたことで、パリッと仕上がりました。

ボタンホールは、今回も手縫いにしました。

 

芯地の話

サンプル27-4 シャツ 佐藤真樹ボタンが1つだけのシャツのカフス

 

以前日暮里のある店で、芯地についていろいろ話を聞きました。

その店に置いてある芯地は、

  1. アピコ
  2. ダンレーヌ

でした。

私が文化服装学院に通っていたとき(1991年)は、アピコの80番という芯地が流行っていました。

アピコの80番はとても薄くて、あたりの出にくい芯地でした。

しかし小池千枝先生は、アピコの80番を嫌っていました。

小池千枝先生はアピコの80番を、「面白くない芯地」と言っていました。

私も最初のころはアピコの80番を使っていましたが、服をたくさん作っているうちにアピコの80番では物足りなくなりました。

そして、ダンレーヌの芯地を使うようになりました。

 

アピコの100番という芯地

サンプル27-5 シャツ 佐藤真樹ボタンが1だけのシャツの肩

 

日暮里のお店の方の話では、「最近はアピコの芯地は廃番になるものが多い」ということでした。

そして、「後発のダンレーヌの芯地の方が、アピコの芯地よりも接着剤が進んでいる」とのことでした。

「ボタンが1つだけのシャツ」のために、私はアピコの100番という芯地を買いました。

しかし、このアピコの100番は失敗でした。

アピコの100番を綿ローンに貼ったところ、接着剤が芯の表(芯の接着剤が付いていない方)に滲み出てきました。

そして芯地を貼った

  • 上衿
  • 台衿
  • カフス

は、芯地と芯地が貼り付いてしまいました。

とても固くなってしまい、上衿・台衿・カフスは裁断し直すことにしました。

 

クレリックシャツ

サンプル27-6 シャツ 佐藤真樹ボタンが1つだけのシャツの衿

 

綿ローンがなくなったので、

  • 上衿
  • 台衿
  • カフス

は綿カルゼを使うことにしました。

芯地は、ダンレーヌの芯地を2種類使いました。

結果的に、黒い布を2種類使ったクレリックシャツになりました。

黒い布を2種類使ったクレリックシャツをいつか作りたいと思っていたので、今回作ることができて良かったです。

 

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